今年で創業30周年を迎える東北最大級のワイナリー。
30年前に、ぶどう栽培が盛んで、いいぶどうが作られているこの地を見つけワイナリーを建設したそうです。
建物はカリフォルニア風の木造の瀟洒な造りで、中庭を囲んでコの字型になっています。
建物前にはぶどう畑が広がります。
垣根仕立ての畑です。
秋には黒々としたピノ・ノワールが実ります。
周辺にもぶどう畑が広がり、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなど様々なぶどうを育てています。
ぶどう栽培の様子や農作業の様子を間近に見ることもできます。
ワイナリーの中も見学できます
ワイナリー内は見学通路になっており、大型バスや家族連れの車などが、四季を問わず次々に訪れます。
左側のメインエントランスから入ると、インフォメーションコーナーがあり、高畠ワイナリーの歴史や、これまで造られたワインのラインナップなどを見ることができます。
通路中心部分には、休憩所があり、軽食をいただくこともできます。
ジェラートやコーヒーなどがオススメです。
壁の小さな窓からは、醸造場の様子を見ることができます。
さらに明るい廊下を渡ると、高畠ワイナリーのワインが勢ぞろいしたショップにたどり着きます。
圧倒されるほどの種類、そして高畠町や置賜地方の特産品などのお土産を扱っています。
一番うれしいのは、常に数種類のワインを試飲できることです。
迷ってしまった時には、スタッフがワインの詳しい説明をしてくれて、お好みのワインを探してもらえます。
ただ飲み過ぎにはくれぐれも注意をしてください。
ショップから外に出ると、ソフトクリームコーナーがあります。
運転には差し支えない微量のワイン風味が入っているものもあり、人気のソフトクリームです。
たかはたのぶどう栽培とワイン
高畠町は農業の盛んな町で、有機農業の里としても有名です。
古くからぶどうの栽培もされてきました。
気候的にも、地質的にもぶどう栽培に適しており、またぶどう農家の研鑽もあり、今ではシャルドネ(白ワインの原料となるぶどうの種類)の高畠と言われているほどです。
その豊富で質の高いぶどうを原料に造ったワインは、国内のみならず、海外でのコンクールなどでも高い評価を得ています。
特に9月の末、冷え切った夜間に収穫をする「シャルドネ ナイトハーベスト」は高畠ワイナリーのフラッグシップと言えるワインです。
そのナイトハーベスト(夜間収穫)のツアーなども募集しています。
最近では、赤ワインの醸造にも力を入れています。
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールなど、赤ワインがお好きな方にはたまらないものばかりです。
海外での評価も高まりつつあり、世界基準のワイン造りを目指しているワイナリーです。
数々の催し物
高畠ワイナリーの特徴は数々の催し物にもあります。
春のスプリングフェスタ、秋の収穫祭など、四季を通して様々なイベントが開かれます。
さくらんぼ祭り、肉祭り、いも煮会、それから冬に咲く啓翁桜回廊などもあります。
特に秋の収穫祭は、出来上がったばかりの新酒を飲みながら、フードコートで地元の美味しいものを食べ、特設ステージでプロのミュージシャンの音楽に酔いしれ、ワインを堪能する祭として、県内外からお客様が訪れます。
リピート客が多いのも特徴です。
シャルドネの収穫体験や、テイスティングコンテスト、チャリティビンゴなど参加型のイベントもあり、一日楽しめます。
子どもたちには大道芸などの楽しいイベントも待っています。
新酒は高畠町特産のデラウェアを使ったワインで、8月には収穫し、醸造します。
できたてのワインはフレッシュで、収穫祭を祝うにはもってこいのワインです。
春と秋のこの大きなイベント時には、JRも臨時列車を出し、駅からはシャトルバスも運行されます。
広い駐車場も完備されています。
ただし、飲酒運転は絶対にやめてくださいとのことです。
住所
東置賜郡高畠町糠野目2700-1
連絡先
高畠ワイナリー株式会社 0238-57-4800
入場料
無料
営業時間
9:00~17:00【4月~11月】
10:00〜16:00【12月〜3月】
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