まほろば古の里歴史公園(安久津八幡神社、高畠町郷土資料館、うきたむ風土記の丘資料館、道の駅たかはた)

©photolibrary https://www.photolibrary.jp

まほろば古の里歴史公園について、併設する安久津八幡神社、高畠町郷土資料館、うきたむ風土記の丘資料館、道の駅たかはたの情報もあわせてご紹介します。

まほろばとは

まほろばとは、日本の古い言葉で、「理想郷」とか「山に囲まれた住みやすいいいところ」などの意味を持つ言葉だそうです。

その名が示すように、高畠町には何千年も前の日向洞窟や、火箱岩洞窟、一の沢洞窟、大立洞窟など、旧石器時代から縄文草創期まで遡ることができる洞窟が点在しており、縄文時代から豊かな人の暮らしがあったことが伺えます。また、縄文から弥生への変遷、農耕文化の広がりとともに古墳文化が形成されるなど悠久の歴史が流れています。

近くには清水前古墳群や金原古墳があります。冬の厳しい東北でも、縄文から弥生へと人々が暮らしてこられたのも、火山性の肥沃な土地と比較的過ごしやすい環境によるものなのでしょう。

このようなことから、現在も有機農業の里高畠町や、デラウェアの高畠と言われるように、農業が盛んである町というのもうなずける一因のようです。

うきたむ風土記の丘考古資料館

それら高畠町の豊富な歴史資源の保存と活用を図るために、出土品などを展示してあるのが、「うきたむ風土記の丘考古資料館」です。「うきたむ」とは、日本書紀に出てくる置賜(おきたま)の古い地名です。

資料館では「置賜の遺跡」や、「竪穴式住居に住む縄文人の生活のジオラマ」、5千年前の土器や暮らしの道具などが常設展示してあります。

まほろば古の里歴史公園

またまほろば古の里歴史公園は、高畠町のシンボルである安久津八幡神社やこの資料館を中心に、縄文時代の住居を復元したもの、古墳、水辺、四季の花々など、高畠町の自然と歴史を感じ取ることができる公園です。特に秋の紅葉は見事ということです。

道路側から見える復元された竪穴式住居や古墳は自由に中に入ることができ、古の人々の暮らしに触れることができます。

体験施設「創造の館」もあり、陶芸教室も開設しています。(不定期・要申し込み)
登り窯「いにしえの窯」も設けられています。まさに歴史に学べる公園と言えます。

公園内には芋煮会やバーベキューに利用できるあずま屋もあり、特に夏休みや秋のいも煮回シーズンには家族連れで賑わいます。
公園の中央には大きな池があり、木道を渡ると鴨やアヒルなどに出会えることもあります。

道の駅たかはた

さらに道向かいには、高畠町の農産物や加工品、お土産品などを販売する「道の駅たかはた」があります。駐車場も広く、宮城県白石方面へ行き来する車の休憩地点でもあります。ここから宮城県に行くには、峠を越えて行くことになります。

この道の駅では四季を通して、様々なイベントが催されます。特に5月のゴールデンウィークや10月の大型連休時には、地元の「春の味覚、秋の味覚が勢ぞろいし、子ども向けのイベントも企画されます。レストランも併設してありますので、散策の後の食事などに利用できます。

以上、このまほろばの古の里歴史公園は、安久津八幡神社、高畠町郷土資料館、うきたむ風土記の丘資料館、道の駅たかはたと高畠町の主要な観光スポットが集結したところです。高畠駅からまほろばの緑道をレンタサイクルでまわったあと、公園内を散策しながらまほろばの悠久の歴史に思いを馳せてはいかがでしょうか。

住所

東置賜郡高畠町安久津2117

連絡先

高畠町観光協会 0238-57-3844

アクセス

高畠駅より車で約15分

山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館

・連絡先:0238-52-2585
・営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
・定休日:月曜日、こどもの日および文化の日を除く祝日、年末年始
・料金:大人:200円 大学生:100円 高校生以下:無料
団体20人以上の場合 大人:150円 大学生:70円

身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳および療育手帳をお持ちの方と観覧するために必要と認められる付き添いの方は無料
・URL http://ukitamu.pupu.jp/

コメント

タイトルとURLをコピーしました